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売却 ÷ 購入 両面の「住み替えシミュレーション事例」

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カテゴリ:買い替え・住み替え
令和7年12月版

売却 ÷ 購入 両面の「住み替えシミュレーション事例」

マンション売却と購入を同時に進める方向けに、代表的な2つのケースで具体的資金計算とスケジュールの組み方を解説します。

この記事のポイント

  • 売却先行(先に売ってから買う)と購入先行(先に買ってから売る)の2つのモデル事例
  • 現実的な金額例で手取り・住み替えに必要な自己資金を試算
  • 税金・ローン・引越し・仮住まいなどの実務的注意点

前提条件(両ケース共通)

以下の前提でシミュレーションします。実際の数値は地域、築年、ローン条件で変わりますので、目安としてご覧ください。

項目設定
現在の住まい築15年・3LDK・販売想定価格:4,200万円
購入予定(新居)築3年・2LDK(利便性重視)・購入価格:5,000万円
残ローン(現在の家)残債:2,200万円(固定金利・残期間20年)
売却諸費用概算仲介手数料・登記・引越しで売却側合計:約6〜8%(今回は7%で試算)
購入諸費用(新居)頭金・印紙・ローン手数料・登記等で概算:購入価格の6%(今回は6%で試算)
ローン借入条件例金利:変動0.5%想定、借入期間35年

ケースA:売却先行("売ってから買う")のシミュレーション

メリット:現金化してから購入できるので資金計画が安心。ローンのダブりリスクが低い。デメリット:売れてから物件探しだと短期間で決断が必要で希望物件を逃す可能性。

資金計算(概算)

項目金額(円)
売却想定価格42,000,000
売却諸費用(5%)-2,100,000
残ローン返済-22,000,000
売却後の手取り(概算)17,900,000
新居購入価格-50,000,000
購入諸費用(7%)-3,500,000
不足額(購入に必要な追加資金)-35,600,000

※上記は単純比較です。通常は売却の手取りを頭金に回し、住宅ローンで差額を借り入れます(今回の不足額は借り入れの対象)。

現実的な資金繰りイメージ

手取り1,706万円を頭金にすると、購入価格5,000万円に対して約34%の自己資金を用意できます。残りは住宅ローンで借りる前提にすると、借入額は約3,294万円。返済負担率や年収次第で審査可否が変わるため、事前審査を推奨します。

スケジュール上の注意

  • 売却→決済→引渡しまで通常1.5〜3か月。買主都合で延びる場合もある。
  • 売却先行だと仮住まいが必要になるケースがあるため、仮住まい費用と引越し二度手間のコストを見込む。

ケースB:購入先行("買ってから売る")のシミュレーション

メリット:先に理想の物件を押さえられる。買替特約(売却条件を付けた買付)や住替えローンを活用できる。デメリット:ローンの二重払いリスクと、売却が長引くと資金繰りが厳しくなる。

資金計算(概算)

項目金額(円)
新居購入価格50,000,000
購入諸費用(7%)3,500,000
頭金(仮に売却手取りを見込めず預金で対応)5,000,000
購入時の自己資金合計8,000,000
住宅ローン借入額45,000,000(仮)
並行して進める売却の手取り見込17,060,000
売却時に残る余裕資金≈17,060,000

購入先行では「住替えローン」や「つなぎ融資」を使って一時的に資金を確保し、旧宅の売却でその負担を軽減します。ただし金利や手数料が追加でかかるため、費用対効果を確認してください。

スケジュール上の注意

  • 購入時に残ローンと新ローンの二重払いが発生する可能性。
  • 売却期間が長引けば利息負担・管理コスト(固定資産税、管理費など)が継続する。

税金・各種コストのポイント

・譲渡所得税(売却益が出た場合):所有期間が10年超で軽減される特例や3,000万円特別控除など適用条件があります。税務は個別ケースで複雑になるため、顧問税理士や税務署で確認を。

・住宅ローンの繰上返済手数料やつなぎ融資の金利も考慮。

・仲介手数料は売買双方で発生するため、両面でのコスト試算が重要。

実務上のチェックリスト(住み替え成功のために)

  • 不動産仲介会社は複数社に査定依頼して査定レンジを把握する。
  • 事前に住宅ローンの事前審査を通して、借入可能額を確かめる。
  • 売却買取保証や再販売プランの有無を確認(買取保証があれば短期売却のリスクを下げられる)。
  • 引渡し時期と購入の決済日を合わせるための交渉(買主・売主の意向調整)を行う。
  • 住替えローンやつなぎ融資の金利と手数料を見積もり、総返済額で比較する。

Q&A(よくある質問)

Q:売却先行で仮住まいを避ける方法は?
A:買替え特約付きの買付や、売却時に引渡し猶予を設定して、買主と調整することで仮住まい期間を短縮できます。

Q:売却損が出そうな場合はどうする?
A:一度の取引で無理に高値を狙うより、リフォームで見映えを整えつつ適切なタイミングで売るか、買取業者で早めに換金する選択肢も検討してください。

まとめと次の一歩

売却先行・購入先行のどちらにもメリット・デメリットがあります。重要なのは「資金の流れ」を可視化して、無理のない返済計画を立てること。まずは現状の査定と住宅ローンの事前審査を行い、複数のシナリオで比較してください。

このページの試算はあくまで例です。正確な数値は査定・ローン条件・税務状況により変わります。個別相談をご希望の方は下のボタンからご連絡ください。

※ご相談の際は、現在のローン残高が確認できる書類(残高証明等)や、売却予定の登記簿・物件資料があると話がスムーズです。

© Forest Style
著者紹介

森田 拓郎(もりた たくろう)

代表取締役 / フォレストスタイル株式会社
宅地建物取引士 地域密着
2007年より不動産仲介業に従事。大手不動産会社での営業経験を経て、地元・大阪市都島区を中心に「正直で誠実な不動産サービス」を提供するためフォレストスタイル株式会社を設立。査定は複数パターンで提示し、お客様が納得できる選択を一緒に考えることを大切にしています。
出身:大阪市都島区 生年月日:1984年3月3日 家族:妻・子ども 趣味:読書・子どもと公園
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2007年(平成19年)から培った不動産仲介業の経験と実績による「提案力」を基に、あらゆる不動産売却のお悩み解決をサポートします。

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