
✅ 不動産売却で注意したい!媒介契約トラブル事例と教訓
事例の概要
媒介業者Y社は、建築条件付土地売買契約を媒介しましたが、本来媒介業務の対象外である建築請負契約のコンサルティング料として58万円余を請求・受領しました。
実際には、建築に関する具体的なコンサルティング業務は行われていませんでした。
⚖️ その他の問題点
さらにY社は、
- 契約書の締結日を実際の締結日と異なる日付に記載
- 重要事項説明の際に取引士証を提示しない
- 手付金の受領日に関する不正確な記載
などの行為を行っていました。
行政庁の処分内容
行政庁は、Y社が媒介業務の対象外で報酬を不当に受領したことなどを理由に、
- 33日間の業務停止処分
としました。また、コンサルティング料は買主X1様に返還され、買主X2様との契約はローン解除となりました。
✏️ 不動産売却時にチェックしたいポイント
- 価格だけでなく報酬の内訳も確認
- 契約書・重要事項説明書の内容を細かくチェック
- 媒介契約の範囲外の追加費用がないか必ず確認
まとめ
不動産売却時には、媒介契約の内容や追加報酬の有無をしっかり確認し、信頼できる不動産会社と進めることが大切です。
